こんにちは。顕微鏡屋の店長です。
ブログの場所を引っ越しました。今後、顕微鏡屋本店内にブログを掲載していきます。よろしくお願いします。
顕微鏡屋では、初めて顕微鏡をレンタルするお客様から、レンタル用の顕微鏡について質問をいただくことがあります。
そこで、今回と次回は、顕微鏡屋のレンタル用の顕微鏡について簡単にご説明いたします。
顕微鏡屋では、現在、生物顕微鏡と実体顕微鏡をお貸し出しさせていただいております。
(1)生物顕微鏡
生物顕微鏡は、ほとんどの方が小学校や中学校の理科の授業で触ったことがあると思います。
ガラス板にミジンコなどの微生物や切断した植物などを、大きなガラス板(スライドガラス)と小さなガラス板(カバーガラス)で挟んだプレパラートを作って、生物顕微鏡にセットして観察したことがあるはずです。生物顕微鏡の下側に付いているたくさんのレンズを回して、拡大倍率を徐々に高くしてミジンコなどの対象物を観察しませんでしたか?
生物顕微鏡は、観察対象物に対して下から光を照射します。
簡単な構造の生物顕微鏡には、下から光を照らすために鏡が付いています。採光するために理科室の窓際などで観察した覚えはありませんか。
顕微鏡屋のレンタル用の生物顕微鏡は、下から光を照らすためにLED 照明が付いています。なので、窓際に移動しなくても、コンセントのある場所ならどこでも対象物を観察できます。
LED 照明は、明るさを変えることができます。また、ステージの穴径を変更して、照明の明るさを変更できる絞りツマミも付いています。
この生物顕微鏡には、プレパラートを前後左右に移動できるノブもついていますので、対象物を好みの位置に移動して対象物を観察できます。
生物顕微鏡の下側のレボルバーを回転させることで、対物レンズ(下側のレンズ)を4倍→10倍→40倍→100倍と変更できます。
目で覗くレンズ(接眼レンズ)が10倍のときには、40倍(=10倍×4倍)、100倍(=10倍×10倍)、400倍(=10倍×40倍)、1000倍(=10倍×100倍)まで拡大できます。
但し、100倍の対物レンズは油浸レンズです。1000倍(=10倍×100倍)で観察するときには、プレパラートとレンズの間に専用の油を媒質として挟む必要があります。
また、20倍や60倍の対物レンズ(オプション品)に取り替えることもできます。
顕微鏡屋のレンタル用の生物顕微鏡には、カメラ用の鏡筒を備えたものもあります。なので、カメラを取りつけて対象物を撮影することもできます。
以上のように、顕微鏡屋のレンタル用の生物顕微鏡は、いろんな箇所を調整できるので、対象物を観察しやすいです。また、撮影用のモデル(小道具)としても、もちろんお使いいただけます。